リブセンスcospa(コスパ)のSEO研究
リブセンスがリリースした新サービスcospa(コスパ)についてSEOの視点から分析してみようという内容です。あくまでもざっと、ですが。さらにSEOについての知識が多いわけでも、その業界での経験が長いわけでもないので分析してみた、は誇張かもですが!
さてリブセンスと言えば社長の村上さんが最年少で東証一部上場、新興にもかかわらず本や経験で得たSEOの知識で集客に成功し求人サイトジョブセンスがいまや大人気、などなど話題の会社ですが、そのリブセンスが新しくリリースしたサービスが商品価格の比較ができるcospa(コスパ)になります。
トップページを見ればわかりますが明らかに価格.comを意識しています。というかトップページを見ずとも価格.comが競合になるのはわかります。ネット上にある全てのECサイトを中立的に比較し商品の最安値と最安値を付けているECサイトを紹介する、というポイントで差別化を狙っているようです。
そんなcospa(コスパ)についてざっと分析、というかいくつか気になったところを軽く考えてみました。下記の4つの視点に基づいて分析します。ただ重なるところがあるので綺麗ではないですが。。
- キーワード
- クローラビリティ
- テーマ性
- ユーザビリティ
1.キーワード
パンくずリストやmeta情報、テキストから考えると、サイト全体では「価格 比較」、下層では商品名やカテゴリ名と「価格」「最安値」「格安価格」「最安価格」「激安価格」といったワードの掛け合わせで集客しようとしているようです。
2.クローラビリティ
トップページに現在検索されているカテゴリワードが複数現れます。面白いのはこれが約4秒毎に変わることです。これにより実質全カテゴリ名を表示しています。それがリンクになっているので、クローラー対策になっています。トップページからのリンクなのでリンクパワーも大きいのではないでしょうか。さらにファーストビューで各カテゴリへのリンクを見ることができるという意味でユーザビリティ的にも優れていると思います。
3.テーマ性
下層ページに人気カテゴリやサブカテゴリとして各ページへのリンクが設置されています。これにより他下層ページのテーマ性強化、また、クローラビリティ対策にもなっています。さらに、各ページ下部に9割強各ページ共通のcospa(コスパ)というサイトの説明テキストがあります。これによりサイト全体のテーマ性が強化されています。cospa(コスパ)というサイトの説明文は下層ページ全体で共通ですがそこに各商品名やカテゴリ名を組み合わせることで重複性をなくしている点もSEO的に重要だと思います。
4.ユーザビリティ
内部リンクが各ページに貼っていることで回遊性が確保されています。また、上述したようにトップページのファーストビューに各カテゴリページへのリンクが設置されているのもユーザビリティ的によいと思います。クリック階層も深くて5クリックで個別商品ページまでいけるのでかなり抑えられています。また、カテゴリページ、商品ページなどいずれのページでも最安値を知ることができるのもユーザに有益だとおもいます。スマートフォン、というくくりで最安値を知りたい人がいる一方で、iPhoneという商品で最安値を知りたい人もいますので。
といった感じです。title,description,h1,strongなどhtmlの部分も書こうかと思いましたが書いていません。ただ、たとえば当然ですがdescriptionはしっかりページごとにユニークになっているなど対策されていますし、canonicalで正規URLを指定し評価の分散を防いだり、パンくずリストのトップページへのアンカーテキストに対策ワードを含めるといったことも当然対策されています。が、面倒臭くて今回は上記4点についてのみ書きました。なので、書いていない部分でもSEO的に見るべきところはたくさんあるのでみなさんもぜひ一度ご覧あれ。
ジョブセンスでリブセンスが培ったSEOの知識がこのサイトにどんどん反映されていくと思いますし、また、コンテンツもこれから増えていく中でSEOを意識したコンテンツも増えていくとおもうので今後さらに注目です!
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