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映画.comをSEO素人が暇つぶしにSEOの視点で考察してみた

映画.comをSEO的に見てみようー、という記事です。ただしタイトルにあるようにSEOに詳しいわけでもない人間が知ったかぶりで書いているということにご留意ください!前回、映画.comとMovieWalkerの検索順位を比較するだけという無内容な記事を書いたんですがその続きになります。

今回はクローラビリティと下層ページへの集客に注目しました。

 

■クローラビリティ

・クローラビリティの意味とその重要性について

クローラビリティとは、webページを収集するプログラムであるクローラーにとってのクロールのしやすさを意味します。ページの多いサイトでは意識をしないと、最下層(商品個別のページなど。)に達するまでにクリックする回数が多くなることや、リンクが張り巡らされていないことによってページへの到達可能性が低くなりがちです。クロールされなければインデックスもされないので、そもそも検索の網に引っ掛からないことになり、コンテンツを多く持っていても宝の持ち腐れということになってしまいます。そこでクローラビリティや内部リンク構造を最適化することが重要になるわけです。

今回は映画.comがクローラビリティをどう確保しているのかを見てみました。比較対象は今回もMovieWalkerです。

 

・映画.comとMovieWalkerのクローラビリティ対策を比較

両サイトで、個別の作品詳細ページまで何クリックかかるかを調べてみました。

まずはMovieWalkerについて。

調べた限り、

トップページ作品を探す(1クリック目)→公開年別リスト(2クリック目)→公開年(3クリック目)→公開月(4クリック目)→作品名(5クリック目)

と5クリックを要しました。

次に映画.comについて。

こちらは、

トップページトップページフッターリンク新規作品一覧(1クリック目)→n年に新規登録された作品一覧(2クリック目)→n年x月y日(3クリック目)→作品名(4クリック目)

とMovieWalkerより1クリック少ない4クリックで作品ページへ到達することができます。

映画.comの方がクリック数が少なくて済む理由は、年別のページから一気に日付ページに飛べるからですね。細かいですが、しっかり対策されている印象を受けます。

 

ページ数が多くなりがちなサイトではこのようにリンクだけを集めたクローラビリティ対策コンテンツを設けることが重要です。と、口で言ってても伝わりにくいと思うのでスクショを一枚。

f:id:webbikewalk:20130520004803j:plain

これは映画.comの新規登録日付一覧のページです。ここから作品ページに飛べるようになってます。

 

てな感じでクローラビリティのお話でした。つづいて下層ページへの集客についてです。

 

■下層ページへの集客

両サイト様々なコンテンツがあり各コンテンツから集客していますが、映画.comが優れている点として俳優名・監督名でもしっかり対策がなされていることが挙げられます。MovieWalkerも俳優個別のページを持っており、htmlを見てもtitle,description,h1に俳優名を含めるなど、対策はしっかりとってはいます。しかし、コンテンツの中身は、その俳優が出演した作品紹介と関連ニュースのみとなっています。一方、映画.comの場合、それに加え、俳優の経歴、画像、インタビュー、関連コラムなども記載されています。

ex)MovieWalkerの松坂桃李ページと映画.comの松坂桃李ページ

この対策の違いは下の表にあるように順位に反映されています。

f:id:webbikewalk:20130520011458j:plain

右の2列の数字は各キーワードで検索した際の検索順位を示しています。

今回選んだ5つの俳優名において偶然映画.comがより上位にきただけ、という可能性もありますが、これを見る限りどのキーワードでも映画.comがMovieWalkerより上位に来ています。また、そのどれもが1ページ目です。検索数をみるとわかるようにボリュームも大きいので、集客対策として俳優名や監督名などで上位に来ているインパクトは大きいと思います。俳優や監督は当然他にもたくさんいるので、そのすべてで上位に来ているかはわかりませんが、それでも相当のアクセス数が俳優名・監督名経由で獲得できていると思われます。

下層ページであってもしっかり対策を行うことで集客にインパクトを与える好例だと思います。

 

といった感じで今回はクローラビリティと下層ページへの集客という視点から映画.comのSEO対策について考察してみました。いい暇つぶしになりました!

 

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