東京の散歩やサイクリング,SEOについて社会人10級が語るブログ

東京などでの散歩,散策,サイクリングやSEOといった趣味や仕事に関するブログ

市川の国府台を散歩してみたpart2|千葉の散歩

ということで国府台散歩part1の続きから。part1では主に国府台の紹介を行いました。簡単にまとめてしまえば国府台は下総国の国府が置かれていた重要な場所であった、といった感じです。さて、part2では先日散歩したルートを国府台駅~国府台公園、国府台公園~里見公園、里見公園内、里見公園~国府台駅の4つに分け、その道中に撮った写真を交えて紹介してゆきます。ただし、画像が多く読み込み速度に影響を与えると思うので、里見公園内と里見公園~国府台駅についての記事はpart3としてあげます。また、今回散歩した場所以外でも訪れるべき場所はたくさんありましたが時間の都合上上記のルート上に存在する史跡以外は訪れられませんでした。

たとえば手児奈霊神堂。手児奈とは古代に現在の市川市真間(国府台の近く)にいたとされる女性。そのあまりの美しさに手児奈を奪おうと争いが起き、それを辛く思い入水自殺したと言い伝えられる。成立が759年以後とされる万葉集に集められた和歌の中に、この真間の手児奈について詠んだ和歌があることから、手児奈は少なくとも奈良時代もしくはそれ以前に存在したと推測されます。ちなみにその和歌は以下のようなもの。

 

勝鹿の 真間の井見れば 立ち平(なら)し 水汲ましけむ 手児奈し思ほゆ

拙訳:勝鹿の真間の井戸を見ると、(地面が均されるほど)よく往来し水を汲んでいたという手児奈のことが思い出される

 

ちなみにこの和歌に出てくる、手児奈が水を汲んでいたとされる真間の井は手児奈霊神堂の向かいにある亀井院の中に現存するとか。とまあ、こんな感じで訪れたい場所はあったけど出来なかったので紹介ができないというお断りを入れたうえでルートの紹介に参ります。

 

■散歩ルートの紹介

・国府台駅~国府台公園

京成電鉄普通列車に乗り国府台駅で下車すると、ホームから改札へと降りる階段の手前に国府台の案内板がありました。あまり下調べしていかなかったので非常に助かりました。

f:id:webbikewalk:20130505161305j:plain

 

この案内板を見て訪れるべき場所が多すぎて時間的に厳しいと思い、里見公園を目的地に設定し、その途中にある史跡を見ることにしようと決めました。ということで国府台駅改札を出て里見公園方面に向かうため松戸街道沿いに歩いてゆきました。右手に国府神社が見えたあたりから上り坂が始まります。坂の左には和洋女子大学、右には千葉商科大学があります。そしてもう少し坂を登ると、右に国府台公園があります。ほとんど運動場と化していますが、この公園内にこの周辺に国府があったことを示す下総総社跡地があります。重ねますが、大半運動場、具体的にはテニスコート、野球場とあったため途中場所を間違えたかと思い引き返そうとも考えましたが、奥にありました。

f:id:webbikewalk:20130505163919j:plain

跡地と言ってもこれだけです。右にちらりと映っている案内板を拡大したのが下の写真。

f:id:webbikewalk:20130505163815j:plain

 

・国府台公園~里見公園

あまりに味気ない総社跡地を後にして、再び松戸街道へ戻ります。坂を登り切り直進すると里見公園への標識が現れます。

f:id:webbikewalk:20130505165054j:plain

ここで標識に従い左折。里見公園への道はこんな感じになっています。

f:id:webbikewalk:20130505165203j:plain

この道を直進すると里見公園、かつての国府台城跡につきます。

f:id:webbikewalk:20130505170020j:plain

f:id:webbikewalk:20130505170045j:plain

 上の写真は里見公園に入ってから少し行ったところにある石碑と案内板ですが、入口には下の写真のように国府台という地域が明治以降どのような機能をはたしていたかについての説明が載っている案内板があります。

f:id:webbikewalk:20130505165752j:plain

 上述したようにあまり画像が多いとページの読み込みも遅くなると思うので里見公園内と里見公園~国府台駅についての記事は別にあげます。

ということでpart2はここまで。つづきはpart3へ。